ぎっくり腰中に家事をするときの対応方法と注意点

寒くなり、冷えてくると多くなるのがぎっくり腰。そんなときの家事には注意が必要です。
 

誰にでも起こりうるぎっくり腰

ぎっくり腰は正式名称を急性腰痛といいます。欧米ではその一瞬の激しい痛みを「魔女の一撃」と表現します。

特に腰に持病がないひとにでも起こることが特徴です。重いものを持ちあげたときに多く現れる症状ですが、それだけに限らず寝起きに起き上がるとき、また少し腰を曲げたときやくしゃみをしただけでも起こることがあります。

家事ではしゃがんで掃除機をかけたり、濡れた洗濯物を持ち上げて移動したりという行動をします。それらの動きの最中でもぎっくり腰になる可能性があるということなのです。しかしぎっくり腰になっても家事はなくなりません。毎日の洗濯物や食事、ごみ捨てなど欠かせないことばかりですが、ぎっくり腰の完治には1か月ほどかかる場合もあります。そのため、ぎっくり腰になると生活にさまざま支障きたします。
 

ぎっくり腰では何が起きているのか

あまりに一瞬にくる激痛のため、骨などの心配をするひともいるかもしれません。しかし、ぎっくり腰は一般的に腰回りの筋肉の損傷や炎症による痛みがほとんどです。腰周辺の筋肉が緊張した状態で凝り固まったところにダメ押しのきっかけとなる動作がぎっくり腰を引き起こすのです。
 

ぎっくり腰になる原因

もともと腰に不安を抱えている人はそれらが原因となりぎっくり腰を発症する可能性が考えられます。しかし、実際のところぎっくり腰の決定的な原因はわかっていないというのが現状です。どんなに鍛えているアスリートや普段から運動をしている人でも起こるのがぎっくり腰なのです。普段の筋肉疲労などは睡眠をとるなどで回復するようにできていますが、なかなか睡眠がとれずに寝不足の状態が続いていたり、あまりに疲労が蓄積してくると回復が間に合わずに症状がでてしまうと考えられています。運動による負荷のかけすぎや重いものを持つ動作を繰り返し行うなども気を付けなくてはいけません。

また筋肉がかたまった状態になりやすいのが、寒くなってくる秋や冬。寒さで無意識に体が縮まってしまうことで筋肉がより緊張状態となり、ぎっくり腰の原因となります。 
 

ぎっくり腰になったときの対応

ぎっくり腰をやってしまった!という場合にはまずは楽な姿勢をとりましょう。腰の筋肉が炎症を起こしている場合があるので湿布などで冷やすと少し楽になります。また痛み止めを服用するのも効果があります。動けるようになるまでの期間は人によって違いがありますが、動けるようになったら無理をしない程度に通常の生活に戻りましょう。以前は安静にすることが推奨されていましたが、できるだけ動いた方が治りがはやいことがわかっています。安静にするのは3日までくらいがいいでしょう。

痛みがおさまってきたら、次は冷やす作業から温める作業に移行します。お風呂などにつかり腰回りの筋肉をゆっくりほぐし柔らかくしていきましょう。また直後の自己流のマッサージやストレッチはぎっくり腰を悪化させる恐れがあります。

症状が落ち着いた3~4週間後からのストレッチをおすすめします。
 

ぎっくり腰中の家事

痛みや違和感が少し残っていてもできるだけ通常の生活をするために、できる家事は進んでやって構いません。

家事はさまざまな体勢や動作をするため、あまり負荷をかけない程度に行いましょう。もちろん少しでも危機を感じた場合には絶対に無理をしてはいけません。

対応

コルセットなどを使用する

湿布や痛み止めと併用して腰に巻くコルセットを使用すると楽になります。家事をするうえで、コルセットがあると楽な場合には使用することをおすすめします。コルセットを巻くことで安定し、痛みの軽減にもなります。コルセットがなくても動けるようになったら外して家事をしてみましょう。

家族に助けてもらう

買い物や洗濯物を運ぶ作業など、重いものを持つような家事は家族の手を借りましょう。また洗濯物を干す動作なども痛みを伴う場合があります。とにかく痛みを感じる、自分ではできないと思う家事は任せて、できることを少しずつ行います。腰の様子をみながらの家事はいつもより時間もかかります。通常より時間がかかることを想定して、家事の仕方を考えましょう。

家事代行サービスを利用する

ぎっくり腰など一時的に動けない場合にも家事代行サービスは利用できます。家事代行サービスでは、家事全般を依頼することも可能なため、ぎっくり腰を発症してしまった初期から使うことができます。もちろん少し動けるようになってからも、お手伝いを兼ねてきてもらうのもいいでしょう。掃除、洗濯だけでなく、食事の用意もお願いできるので活用してみてください。

注意点

悪化しないように気を付ける

できるだけ通常の生活をする中で、家事も可能ですが細心の注意を払いながら行いましょう。特に家事では立ちっぱなしの時間も長く、腰に負担をかけます。自分の感覚を大切に、無理をしない家事を心がけましょう。無理をすることで、治りが遅れたり、腰をかばうことで体の別のところに症状がでることもあります。悪化しない程度に動くこと、少しずつ腰を通常の状態に戻す程度に考えながら動いてください。  

痛みが引かない場合は診察を受ける

動きだしてからもなかなか良くなる兆候がなく、また痛みが強くなってきたという場合には必ず診察を受けましょう。もちろん家事はしないほうがいいでしょう。ひどくなる痛みでは、圧迫骨折や椎間板ヘルニアなどの病気が隠れているかもしれません。下半身にしびれを感じる場合には、神経系の障害が疑われる可能性も考えられます。日数が経つにつれ症状が良好になっていくのがぎっくり腰です。それ以外の症状で不安を感じるときには迷わず整形外科での医師の診察をおすすめします。

ぎっくり腰の予防

体の中心でもある腰は痛めてしまうと、動くことが難しくなります。普段から家事では腰を酷使する場面が多くみられます。

ぎっくり腰を予防するためには、ストレッチが有効といわれています。腰回りの筋肉をほぐし、柔らかく保つことが重要です。

腰回りのストレッチ法などは、整形外科や整骨院で教えてもらうことが可能です。またWebサイトなどでもたくさん紹介されているので参考にしてみてもいいかもしれません。 
 

まとめ

ぎっくり腰はやってしまった本人しか痛みの程度や辛さがわかりません。自分の感覚を大事に決して無理をしないことを心がけてください。動くことがいいからといって、むやみに動くと治りを遅くしてしまいます。家事家族に任せたり、家事代行サービスを利用しながら症状が改善するのを待ちましょう。家事代行サービスは思わぬケガのときにも便利であることを覚えておくといいかもしれません。

ぎっくり腰中に家事をするときの対応方法と注意点

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