家事代行で発生した犯罪・事故まとめ

家事代行中の犯罪・事故が起こる現実

家事代行サービスが注目を集め、多くのサービス会社やマッチングサイト、マッチングアプリが増えてきました。

時間を有意義に使うことができ、心の余裕につながる、忙しい現代社会には必要なサービスとなってきたのです。

家事代行サービスは主に依頼があった家に行き掃除、洗濯、食事作りといった通常の家事をその家の人に代わって行うものです。

家事以外にもベビーシッターやペットシッター、部屋の片付けなどのサービスを提供している場合もあります。

内容は違っても利用者の家という、いわば密室での作業となる場合が多いことが特徴です。

そのような中で事件や犯罪が起きてしまうという実態があります。

そして利用者と家事代行スタッフ、どちらも加害者、被害者になる恐れがあるのです。

実際に発生した犯罪・事故の例

家事代行で実際に発生した事件を含む犯罪や事故をみていきたいと思います。  

家事代行サービス中による事件

訪問して掃除や洗濯、料理などを行う家事代行。共働き夫婦の家庭もあれば、ひとり暮らしの方、高齢者など利用する人はさまざまです。

特にひとり暮らしの場合、仕事などが忙しいと会社と自宅の往復のみの生活になってしまいます。

部屋が散らかり、洗濯物が溜まっていく様子が気になるものの家事をする余裕がない人は多いと考えられます。

また高齢者では、足腰が弱り家事そのものが負担となってきます。実際に家事代行を必要としている人は想像以上に多いのが現状です。

諸外国に比べ家事に費やす時間が圧倒的に多い日本ならではの悩みといえるかもしれません。

そしてここ数年で利用者が一気に加速し、形も家政婦から家事代行へと変わり、さらに簡単、手軽にスマートフォンひとつあればいつでも誰でも利用できる環境になってきました。  

一方で手軽さゆえに起こるトラブルや事件も発生しています。

2020年9月 利用者によるハラスメント

こちらはマッチング型家事代行業者のCaSyのスタッフが被害者となった事件です。

当日、スタッフの女性は2時間の契約でひとり暮らし男性のワンルームへと向かいました。

部屋の中は数年まともに掃除をしていないような状態、食器を洗うスポンジや洗剤もないような状況でした。

作業を始めるスタッフに構うことなく、急に服を脱ぎはじめ入浴を始めた男性。腰に一枚布を巻いた状態で浴室から出てきた男性はおもむろにアダルトビデオの鑑賞を始めました。

それでももくもくと作業を続ける女性スタッフの背後に、男性は自慰行為をしながら近づいてきました。

女性は危険を感じ、部屋を出てCaSyに連絡をし、警察にも連絡をしました。

しかしスタッフの女性がとても怖く嫌な思いをしたにもかかわらず、この件は事件化されなかったのです。

ベビーシッターによる犯罪・事故

欧米では一般的に普及しているベビーシッター。アメリカの州によっては、13歳以下の子のひとり行動やお留守番を禁止としているところもあり、ベビーシッターは当たり前となっているのです。近所のお兄さん、お姉さんにアルバイト代を払い、ベビーシッターをお願いするようなことが日常的な風景となっています。また学生の間では人気のアルバイトとして認知されるほどなのです。

日本でも特に資格は必要とされていないシッターですが、多くは保育者の資格を持つ人や研修を受けた人材、子育て経験がある人などが多く、海外のシッターと比べると質が高いとも言われています。

今までは、シッターを専門とする事業者や家事代行の一環としてシッターサービスを行っている会社に在籍している、または地域の子育て事業などからシッターの依頼をすることが一般的でした。

そして2020年までには、スマーフォンなどの普及によりマッチングサイトやアプリが登場することで、シッターを必要とする人とシッターとして働きたい人同士が直接つながることができるようになったのです。

手軽で簡単にシッターを利用できるようになった一方で、実は危険も増えているのが事実です。

資格や経験がなくても誰でもできるシッター。どんな人がシッターとして登録しているかがわからないことが理由です。

実際にベビーシッター、キッズシッターによる犯罪や事故は日本でもここ数年で増えてきています。

2014年3月 埼玉県富士見市ベビーシッターによる事件

母親はインターネットのベビーシッター紹介サイトから兄弟2人のベビーシッターをお願いしました。

2歳の兄とまだ乳幼児の弟は、偽名を使ったベビーシッターを名乗る被告に引き取られました。

その後被告は、マンションの一室で2歳の長男にわいせつな行為をしたあとに鼻や口を手でふさぐなどして窒息死させたのです。

8ヵ月の次男は食事も与えられず、低体温症となっていましたが命は助かりました。

兄弟は見つかったとき全裸だったことから、被告がわいせつ目的であったことがわかっています。

被告には懲役26年の刑が言い渡されました。

また他に20人ほどの幼児にわいせつな行為をしたり、裸を撮影するなど被告には多くの余罪があります。

2020年5月 東京都目黒区ベビーシッターによるわいせつ行為

4月~5月にかけ新型コロナウィルスによる影響でテレワークやリモートワークが推奨される中で起こった事件です。

キッズラインに登録をしている男性シッターによって、5歳の女児が下半身を触られる事件が起きました。

下着の中に手を入れるなどのわいせつ行為は、8回ほどの利用で複数回行われていました。

公園のトイレ、在宅勤務の母親がオンライン会議をしている隣の部屋での犯行など、卑劣なものです。

女児の告白により発覚し、2020年6月12日に男性シッターは逮捕されました。

被告は示談金を支払う、性障害に対し専門医療機関で治療を受ける、今後子どもと係わる仕事はしないと約束していることから酌むべき事情も認められるとして懲役3年・執行猶予5年の判決が言い渡されました。

ペットシッターによる犯罪・事故

飼い主が旅行や入院などで不在になったり、一時的な理由でペットのお世話をしてくれるペットシッター。

ドッグウォーカーとも呼ばれます。こちらもベビーシッター同様に欧米ではごく当たり前に利用されるサービスです。

犬であれば、主に散歩や食事、他トイレの片付けや掃除などがサービスの内容となります。

本来であれば、動物が好きで知識のある人が得意として活躍しているはずのペットシッターですが、そのような中でもペットに対する虐待などが起こっているのです。 

2019年8月 アプリで派遣されたペットシッターが生後10週になる子犬を床に叩きつける

アメリカ、カリフォルニア州に住むアマンダ・ロイさんとブライス・ホートンさんは生後10週のラブラドール・レトリバー‟ルーシー”をマッチングアプリ「Rover」で見つけたペットシッターに預けて外出。

「Rover」とはペットの飼い主向けに開発されたマッチングアプリでアメリカでは気軽に利用できることで大人気となっています。

2人は万が一という気持ちで、自宅の様子をいつでもモニタリングできるように携帯電話に対応した監視カメラを設置していました。

外出先の2人の携帯電話に監視カメラが大きな動きを検知するアラートの通知が鳴り、携帯電話でチェックをすると、ペットシッターがルーシーを両手で抱きかかえ抱えキッチンにやってきて、ルーシーを床に叩きつける映像が映し出されました。

ルーシーは衝撃によってきちんと歩くこともできずにもがき、次第に動かなくなってしまったのです。

2人は慌てて外出先から帰宅、動物病院で検査をしてもらったところ幸いルーシーには異常が見つかりませんでした。

このペットシッターは「Rover」から解雇され、動物虐待の容疑でアニマル・コントロール・サービスに通報されました。

  

家事代行中の犯罪・事故まとめ

以上は家事代行で実際に発生した犯罪や事故、事件の一部です。

手軽なマッチングアプリは忙しい毎日を送る人や急な利用をしたい人にはとても便利といえます。

しかし知らない者同士がアプリで繋がるため、時には取り返しのつかない事件や犯罪が発生することもあります。

共働きが増えた近年、ベビーシッターや家事代行の利用を考えている人も少なくない現状があります。

他人に任せるということを常に頭に入れて、信頼できる人、会社を選ぶことを心がけなくてはいけません。

家事代行で発生した犯罪・事故まとめ

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